Radio momo 「小林弁護士のプログレの道」 毎月第1土曜日、第3土曜日 午前11:30~
次回の放送は、5月21日(土)午前11:30スタートです。
ゲストは、医療法人吉備会理事長・院長の中谷紳様です。
5月21日の番組内でご紹介する曲について少しお話しさせていただきます。
①ピンク・フロイド「Comfortably Numb」
1979年発表の「ザ・ウォール」の収録曲です。
「ザ・ウォール」は全世界で5千万枚を売り上げた作品です。
ただ、それまでの「狂気」、「炎」、「アニマルズ」と比べると、プログレ感が相当薄くなっています。
この曲は、ギターのデビッド・ギルモアの作曲です。
この頃になるとロジャー・ウォーターズがほとんどの曲を作詞・作曲をしています。
ボーカルはメインがギルモアで、サブがウォーターズです。
それにしても、この曲ではギルモアのギターのソロがしっとり響きます。
長めにじっくりと弾いています。
ピンク・フロイドの曲にはギルモアのギターの音色が実に合います。
「ザ・ウォール」の中では、少し昔のピンク・フロイドを感じさせる曲です。
②ラッシュ「Resist」
カナダのプログレバンドです。
この番組では3回目の登場です。
1996年発表の16作目の「テスト・フォー・エコー」から私の好きな曲をおかけします。
出だしのピアノの旋律がきれいです。
その後のアレックスのアコースティックもこのバンドにしては珍しいです。
コンサートではアコースティックだけでこの曲を演奏したこともあります。
不思議にメロディーが記憶に残る曲です。
最後に、「みんな勝たずして戦うことはできる。しかし、勝つのなら必ず戦うことになる」というくだりがあります。
ニール・パートらしい言葉のいい回しです。
ラッシュの詩はドラムのニールが担当しています。
要塞と言われるドラムに囲まれて力強くドラムを叩き続けるニールのイメージとは違って、詩はどこか繊細で論理的で展開に溢れています。
ニール・パートは2020年1月に67歳でお亡くなりになりました。
ウクライナへの応援の気持ちと日本の一部のメディアのウクライナ降服論へのレジストとして、この曲がふと浮かびました。
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