Oniビジョン 「小林弁護士のまるごとぶった斬り!」
4月1日第49回でお話しした温泉をご紹介いたします。
三朝温泉河原風呂(鳥取県)
混浴露天風呂です。
以前は三朝橋から丸見えでしたが、今は目隠しがあります。
含放射能-単純泉です。
放射能泉はラジウム泉ともいわれます。含まれるラドンが空気中に拡散されてそれを吸い込むことで体の細胞の働きが活性化されるというホルミシス効果があります。
ここは本物の混浴です。
ここは、以前は女性も水着や湯浴みやバスタオル巻きは禁止されていました。しかし、今は女性はタオル巻きは事実上容認されています。注意書きにはあえて細かく書いていませんが、運用上そうなっています。古くからの混浴文化がひそかに残っています。
しかし、こういった本物の混浴はどんどんなくなっています。
最近よく混浴を巡る問題について取材を受けることあります。
私は大体こう答えます。
混浴は日本社会の安全さと日本人の大らかさと寛容さを象徴する文化だ。しかし、ワニなどの自己中心的で他人のことを慮らない不届き者のせいで混浴がなくなったり、湯原温泉砂場や玉造温泉長楽園庭園露天風呂などのように湯浴みや海パン着用が義務づけられるようになったり酸ヶ湯温泉や霧島温泉硫黄谷温泉霧島温泉ホテルなどのように仕切りができてしまっている。混浴の時は男性は女性をじろじろ見ないようにしないといけないし、女性が入ってきたり出ようとするときは女性に背中を向けないといけないというのが本来のマナーだ。
しかし、禁止されていないと許される的な権利行使型の人が増えてきて、そういったマナーが分からない輩が増えているのは残念だ。
日本の古き良き文化が消えようとしている。いったん消えてしまったものは元に戻らない。
日本人の混浴マナーの喪失は憲法と教育に問題があるのではないか。
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