ラジオ出演 『小林弁護士のプログレの道』2月5日(第46回)の放送内容

ラジオ出演 『小林弁護士のプログレの道』2月5日(第46回)の放送内容

2022年01月29日

Radio momo 「小林弁護士のプログレの道」 毎月第1土曜日、第3土曜日 午前11:30~

次回の放送は、2月5日(土)午前11:30スタートです。
ゲストは、株式会社デンショク代表取締役の野田令様です。

2月5日の番組内でご紹介する曲について少しお話しさせていただきます。

①エマーソン・レイク&パーマー「ピアノ協奏曲第1番第3楽章」

1977年に発表された「ELP4部作」からエマーソンのソロ作品をかけます。
このアルバムは、2枚組です。アルバムのA~C面はそれぞれ3人のソロ作品となっていて、D面が3人の共作という形式です。
この曲は、アルバムA面を占めています。キース・エマーソンがロイヤルフィルハーモニックオーケストラと競演しています。
初めて聴いたときは、ふっ飛びました。このバンドはもともとこの番組でもおかけしたムソルグスキーの「展覧会の絵」などをやっていたバンドですが、「全然ロックとちゃうやんか」という感じでした。
若いころはあまりこの曲の良さが解らなかったのですが、年を経るに従ってだんだん良さが解ってきました。
ところどころ、エマーソンのピアノのソロが入っていますが、ロック的な要素もジャズ的な要素も感じます。
エマーソンはこんな曲をやりたかったんだなと思います。
ELP4部作の後は、ELPは音楽的にも商業的にもパッとしない印象です。
エマーソンはソロ活動でしばらくはいい作品を作ります。
結局、ピアノ協奏曲第2番は出ずじまいでした。
エマーソンは2016年3月に亡くなりました。

②NMB「Bird on a Wire」

昨年2021年8月に発表された「Innocence & Danger」という4枚目のアルバムから一曲おかけします。
NMBとはニール・モーズ・バンドの略です。
ニール・モーズはアメリカのプログレバンドのスポックス・ビアードのボーカル、ギターで活躍していまた。
その後、トランスアトランティックを結成しました。ここでもマイク・ポートノイと一緒にやっています。お二人は相性がいいのかもしれません。
ドラムがドリーム・シアターのマイク・ポートノイなので、このバンドの曲は全体的にドリーム・シアターっぽい感じですが、こちらの方がよりキャッチーな感じです。
この曲は流れるようなリズム感とメロディアスな旋律に、メンバーそれぞれのソロのパートの演奏がきらりと光る曲です。
それにしても、マイク・ポートノイは本当にいろいろなプログレバンドに出てきます。
かなりお忙しいのではないかと思います。
この方はドラムのテクニックもさることながら、おそらく我が強くないというか、人当たりがいいのかもしれません。

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