ラジオ出演 『小林弁護士のプログレの道』11月20日(第41回)の放送内容

ラジオ出演 『小林弁護士のプログレの道』11月20日(第41回)の放送内容

2021年11月13日

Radio momo 「小林弁護士のプログレの道」 毎月第1土曜日、第3土曜日 午前11:30~

次回の放送は、11月20日(土)午前11:30スタートです。
ゲストは、ダイヤ工業株式会社代表取締役の松尾浩紀様です。

11月20日の番組内でご紹介する曲について少しお話しさせていただきます。

①マイク・オールドフィールド「Tubular Bells,partⅠ」
マイク・オールドフィールドは1953年生まれのイギリス人です。
この番組では、前に1978年発表の「呪文」のPART4をおかけしました。
1973年に発表したデビュー・アルバムのPART1をおかけします。
このアルバムはアルバムチャートでイギリス1位、アメリカ3位になりました。
前回のピンク・フロイドの原子心母もそうですが、こういったインストゥルメンタルのプログレがアルバムチャートで1位になるところにイギリスの渋さを感じます。
さまざまな音が巧みに重ねられていますが、これはマイクが一人で多重録音で作っています。
当時のレコードのA面がパートⅠでB面がパートⅡでした。
この曲の出だしは聞かれたことがあると思います。あの映画の「エクソシスト」で使われました。
悪魔憑きの本当に怖い映画でした。リンダ・ブレアが変化させられていくところもさることながら、最後の方で悪魔の実像が一瞬見えたところなどは鳥肌が立ちました。
マイク自身は、この曲がオカルト映画に使われたことで反発したそうです。
メインでは、パートⅠのラストで、マイクがさまざまな楽器を紹介しながら演奏しているところをおかけします。グランドピアノで始まってラストのチューブラーベルズで盛り上がりをみせます。
当時はあまりの斬新さに驚きましたが、今聴いてもかなり斬新です。
天才はデビューのときから天才の片りんを見せいていました。

②Chon「Gift」「If」
Chonは、カリフォルニア州出身の4人組のバンドです。
Chonというバンド名は、Carbon(炭素)、Hydrogen(水素)、Oxygen(酵素)、Nitrogen(窒素)という人体を構成する元素の頭文字を取ったとのことです
マスロック(マスとは数学のことで、変則的なリズム・ギターを中心とした鋭角的なメロディを特徴とするロック)とかいったジャンルに入れる方もおられますが、プログレのジャンルに入れる方もおられます。
このバンドはこれまで3枚のアルバムを出しています。
今回は3枚目のバンド名のアルバムから2曲おかけします。
一曲一曲が2~3分台と短いのが特徴です。
確かに、ギターが鋭角的です。
研ぎ澄まされたようなツインのギターが冴えわたっています。
爽快感のある飛び跳ねるようなサウンドです。
このバンドはメンバーが20歳台前半です。この若さでこの演奏テクニックは只者ではありません。
キーボードを入れて長めの曲をやると本物のプログレそのものになると思います。

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