ラジオ出演 『小林弁護士のプログレの道』11月6日(第40回)の放送内容

ラジオ出演 『小林弁護士のプログレの道』11月6日(第40回)の放送内容

2021年10月30日

Radio momo 「小林弁護士のプログレの道」 毎月第1土曜日、第3土曜日 午前11:30~

次回の放送は、11月6日(土)午前11:30スタートです。
ゲストは、岡山県行政書士会会長黒田積様です。

11月6日の番組内でご紹介する曲について少しお話しさせていただきます。

①ジェネシス「眩惑のブロードウェイ」「It」
1974年発表のジェネシス6枚目の2枚組アルバムからアルバム名と同じ主題曲をおかけします。
この番組でも前にこのアルバムから「バック・イン・N.Y.C」をおかけしました。
前にも書きましたが、このアルバムは少年ラエルの冒険旅行的なストーリーのコンセプトアルバムです。
諸説ありますが、私はこのアルバムがジェネシスの最高傑作ではないかと思います。
ピーター・ガブリエル在籍のラストアルバムです。
全23曲が約94分ずっとつながっています。
さまざまなメロディと各メンバーの演奏技術が交錯する傑作アルバムです。
曲は全体的にポップ調で聴きやすいですが、歌詞は難解です。
そもそもこの曲の原題は「The Lamb Lies on Broadway」。「小羊がブロードウェイで寝ている?」何のこっちゃという感じです。
この曲はトニー・バンクスの小刻みなタッチのキーボードが耳に残ります。
ストーリーの始まりにふさわしいメロディアスで躍動感のあるナンバーです。
初めがあれば終わりがあるということで、もう一曲、アルバムのラストを飾る曲「It」もおかけします。
ブロードウェイのミュージカルのようなメロディにピーターのボーカルの4人のメンバーの演奏がぴったりはまっています。
この曲を最後にピーターはジェネシスからフェイドアウトしていきます。

②ライフ・サインズ「Carousel」
イギリスのプログレバンドで、これまで3枚のアルバムを出しています。
2013年発表の第1作のバンド名と同じタイトルのアルバムから一曲おかけしたいと思います。
エイジアのキーボードを担当していたジョン・ヤングを中心に結成されたバンドです。
エイジアはまだこの番組ではおかけしていませんが、少し音楽の方向性は違うような気がします。
全体的にメロディアスで、落ちついた感じの曲が多いと思います。
大人のプログレといった感じの曲です。
Carouselとは回転木馬のことです。
この曲ではジョン・ヤングのボーカルとキーボードが光ります。
インストゥルメンタルの部分のキーボードの旋律がきれいだと思います。しっとりしたボーカルとキーボードがまさに回転するような感じです。
緩やかなイングランドの田園風景のジャケットですが、このアルバムの曲もそのイメージです。

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