ラジオ出演 『小林弁護士のプログレの道』8月21日(第34回)の放送内容

ラジオ出演 『小林弁護士のプログレの道』8月21日(第34回)の放送内容

2021年08月14日

Radio momo 「小林弁護士のプログレの道」 毎月第1土曜日、第3土曜日 午前11:30~

次回の放送は、8月21日(土)午前11:30スタートです。
ゲストは、有限会社田中製作所代表取締役の門田悦子様です。

8月21日の番組内でご紹介する曲について少しお話しさせていただきます。

①フランボロー・ヘッド「Lost In Time」
オランダのプログレバンドです。どういう訳かイギリスの海岸の地名とのことです。
この番組で以前フォーカスというオランドのプログレバンドをご紹介しました。オランダからは2つ目のバンドになります。
このバンドは、シンセサイザーをベースに女性ボーカルとフルートが特徴です。
シンフォニック系のプログレに位置付けられます。シンフォニック系プログレというのは、メタルプログレに対するスタイルで、プログレの中でもシンセサイザーやメロトロンなどを使ってクラッシックに近い雰囲気の曲作りをするというスタイルです。
2013年に発表された6枚目のアルバムから主題曲をおかけしたいと思います。12分を超える大作です。
このバンドはメロディアスで叙情的な曲が多いです。
ギターは例えばドリーム・シアターのジョン・ペトルーシュのような派手なテクニックはありませんが、いわゆる泣きのギターという感じです。
この曲も初めから5分近くまで、シンセサイザー、ピアノ、フルートなどを効果的に使っています。その後は、女性のボーカルが入ります。
叙情的ではありますが、切れ味のある曲です。

②ロジャー・ホジソン「Had A Dream」
この方はスーパー・トランプのメンバーで作詞、作曲とピアノとボーカルを担当していました。
スーパー・トランプを脱退して、1984年に発表されたソロアルバムからおかけしたいと思います。
スーパー・トランプがプログレ?と思われるかもしれません。
一般的にはスーパー・トランプはプログレ的要素を持つポップ(プログレポップ)という紹介が多いようです。確かに、セールス的に大成功した「クライム・オブ・センチュリー」とか「ブレックファスト・イン・アメリカ」に収録されている曲はポップ調ではありますが、そこはかとなくプログレの香りがします。
しかし、独立してからのこのアルバムでは、元々のプログレ魂が蘇ったような感じがで、曲調は明らかにプログレっぽいと思います。
スーパー・トランプの頃に比べて、ロジャー・ホジソンがやりたいリック・デイビスとは異なった音楽を自由にやっている感じです。個人的には好きなアルバムです。
この曲は、ロジャー・ホジソンの軽快なピアノと少しカントリー的なメロディの組み合わせが面白く、耳に残ります。
それから、やはりロジャー・ホジソンのハイトーンの澄んだボーカルがいいですね。どこか悲しげで、誠実な響きです。

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