ラジオ出演 『小林弁護士のプログレの道』2020年12月19日(第18回)の放送内容

ラジオ出演 『小林弁護士のプログレの道』2020年12月19日(第18回)の放送内容

2020年12月12日

Radio momo 「小林弁護士のプログレの道」 毎月第1土曜日、第3土曜日 午前11:30~

次回の放送は、12月19日(土)午前11:30スタートです。
ゲストは、株式会社サンラヴィアン代表取締役の占部守弘様です。

12月19日の番組内でご紹介する曲について少しお話しさせていただきます。

①ピンク・フロイト「Eclipse」
初めにおかけするのは、1973年に発表されたピンク・フロイトの「The Dark Side Of The Moon(狂気)」から「Eclipse(狂気日食)」です。
プログレの中でも最大のセールスを誇り、全世界で4,500万枚を売り上げただけでなく、ビルボード200で15年間もランクインという前人未到の大記録を作ったアルバムです。その名盤のラストを飾る曲です。
プロモーションビデオでは、核爆発のシーンが連続で出されていて、かなり衝撃的でした。

②ハット・フィールド・アンド・ザ・ノース「Fitter Stoke HAS A Bath」
2曲目は、ハット・フィールド・アンド・ザ・ノースの「Fitter Stoke HAS A Bath」をおかけします。
このハット・フィールド・アンド・ザ・ノースは、プログレの中でもカンタベリー系といわれるバンドです。イギリスのカンタベリー出身者を中心とするソフト・マシーンやキャラバンなどのバンドのことをいいます。
1975年発表の「ザ・ロッターズ・クラブ」から一曲かけたいと思います。
リチャード・シンクレアのボーカルが癒されます。言語は明瞭なのですが、歌詞の意味はよく分かりません。「言語明瞭、意味不明」といった感じです。
「今風呂で溺れている」という歌詞のところでは、泡の音がでてきて、水の中で歌っている所が斬新ですし、フルートの演奏も上手くはまっています。

③ピンク・フロイト「The Great Gig in the Sky」
ラストにおかけするのは、ピンク・フロイトの「The Great Gig in the Sky(虚空のスキャット)」をおかけします。
キーボードのリチャード・ライトの作曲で、クレア・トリーという女性歌手がアルバイトで呼ばれて、ほぼ即興で声だけで演奏しています。「誕生から死までを声だけで歌い上げろ。」と言われて歌ったそうです。声帯痛めそうです。
これを初めて聴いたときは、ぶっ飛んでしまいました。中学3年生のときでしたか、ビートルズもレッド・ツェッペリンもはるか彼方といった感じでした。
最後の方は、人生の終焉のような雰囲気に仕上がっています。
いやー、1973年にもの凄い曲を作ったものですね。

過去の出演情報はこちら