ラジオ出演 『小林弁護士のプログレの道』2020年11月21日(第16回)の放送内容

ラジオ出演 『小林弁護士のプログレの道』2020年11月21日(第16回)の放送内容

2020年11月14日

Radio momo 「小林弁護士のプログレの道」 毎月第1土曜日、第3土曜日 午前11:30~

次回の放送は、11月21日(土)午前11:30スタートです。
ゲストは、清水内科医院副院長の清水孝一様です。

11月21日の番組内でご紹介する曲について少しお話しさせていただきます。

ジェネシス「スタグネーション」

1970年発表の「侵入」からの一曲。8:50もあり、かなり長い曲です。侵入はジェネシス2作目のアルバムでしたが、イギリスで100位にやっと入れたくらいのセールスでした。しかし、後でビッグバンドになるジェネシスの片りんのようなものを感じます。
何と、この頃のドラムはフィル・コリンズではなく、ジョン・メイヒュー。ギターもスティーヴ・ハケットではなく、アンソニー・フィリップスです。
ボーカルのピーター・ガブリエルのバンドといった感じで、プログレ色が前面に出ています。
そもそも、フィル・コリンズがいないので、ポップス路線は有り得ないということになります。独特のボーカルです。歌詞は難解で、よく分かりません。
静と動の切り替えが上手い曲です。この時代によくこの曲を演奏していたなと感じます。
もう一曲、イントロでかけるのは、次作の1971年発表の「ナーサリー・クライム」から「For Absent Friends」をおかけします。このときから、ドラムはフィルで、ギターはスティーヴですが、明らかに初期の頃のプログレの路線を引き継いでいるのが興味深いです。
もしも、フィルがジェネシスに入らずに、そのままピーター・ガブリエルがリーダーをしていたら…ジェネシスはかなり音楽性が変わっただろうなと思います。
もともとこの「小林弁護士のプログレの道」を始める前に、番組でこんな曲をかけれたら凄いなと思っていたのがこの曲でした。おそらく、日本のラジオでこの曲が流れたことはないのではないかと思ったりもします。

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