Radio momo　「小林弁護士のプログレの道」　毎月第1土曜日、第3土曜日　午前11:30～

次回の放送は、10月17日（土）午前11:30スタートです。
ゲストは、株式会社中国銀行専務取締役の寺坂幸治様です。

10月17日の番組内でご紹介する曲について少しお話しさせていただきます。

ATOLL「夢魔」（初めに「プラスチックの墓碑」も）

アトールとは、フランス語で環礁のことで、フランスのプログレバンドです。1975年に発表されたアトールのセカンドアルバム「夢魔」から、主題曲の「夢魔」をかけたいと思います。
混沌とした霧の中から次第に何かが姿を現すようなピアノと独特のリズム感のあるドラムとベース、伸び伸びしたシンセサイザーが上手く絡んできます。それにフランス語のボーカルが妙にマッチして、全体的に幻想的に仕上がっています。
フランス語のボーカルは、何を聴いてもミッシェル・ポルナレフに聴こえるのは私だけでしょうか。というのは半分冗談ですが、シンセサイザーのメロディアスな盛り上がりと、ぐるぐる回転するような高揚感が素晴らしいですね。
それにしてもこのバンドのメンバーの方はいずれもスキルフルだと思います。決して、フランスはプログレではメジャーではないのですが、なかなかやるなという感じです。
イントロでは、同じく組曲「悪魔」のラストナンバー「プラスチックの墓碑」をお掛けしたいと思います。これもなかなか深淵なメロディーと情感で、プログレっぽい曲です。
全体的にフランスらしい叙情的で優雅な感じのアルバムです。

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