Radio momo 「小林弁護士のプログレの道」 毎月第1土曜日、第3土曜日 午前11:30~
次回の放送は、9月5日(土)午前11:30スタートです。
ゲストは、ナイスプランニング株式会社代表取締役社長の西田昌弘様です。
9月5日の番組内でご紹介する曲について少しお話しさせていただきます。
ジェネシス「…In That Quiet Earth」全曲と「アフターグロウ」を少し(初めに「イレブンス・アール・オブ・マー」も)
ジェネシスの1976年発表の「静寂の嵐」の中の曲をおかけしたいと思います。
ピーター・ガブリエルが抜けて、4人体制になって2枚のアルバムを出していますが、そのうちの1枚です。
私的には、このアルバムはちょうど、ピーター・ガブリエルがいた頃の純プログレからフィル・コリンズのボーカルをメインにしたややキャッチーなポップ調になる前の過渡期のアルバムといった位置付けです。この曲のようにインストゥルメンタルの曲も入っています。
キャリア的にも4人の演奏力と曲へのアイデアがこのバンドのメンバーのピークの頃かなという感じで、それらが上手くマッチした完成度の高いアルバムに仕上がっているという印象です。この曲に続く「アフターグロウ」も時間の許す限りかけたいと思います。
この頃になると、フィル・コリンズのボーカルもだいぶ板についてきた感じで、全体的にトニー・バンクスのコンポーズとキーボードが前面に出てきているような印象があります。その分、スティーブ・ハケットのギター役割が減ったかなという感じです。
しかし、この曲では、ギターのスティーブ・ハケットが頑張っています。このアルバムを最後に、スティーブ・ハケットはジェネシスを去るのですが、ジェネシスでの最後の大仕事をしたなという感じです。
今年5月にスティーブ・ハケットが来日して、ピーター・ガブリエル在籍当時の名盤「月影の騎士」を再現するコンサートが予定されていたのですが、コロナのため来年に延期されてしまったのが残念です。来年無事コンサートが実現できればいいのですが…。
イントロではこのアルバムのトップを飾る「イレブンス・アール・オブ・マー」もおかけします。
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