Radio momo 「小林弁護士のプログレの道」 毎月第1土曜日、第3土曜日 午前11:30~
次回の放送は、8月15日(土)午前11:30スタートです。
ゲストは、コクヨ山陽四国販売株式会社代表取締役社長の白髭千晴様です。
8月15日の番組内でご紹介する曲について少しお話しさせていただきます。
イエス「危機」(アルバム「Yessongs」から)
イエスはイギリス出身のバンドで、メンバーは少しずつ代わっています。個人的には「こわれもの」、「危機」、「イエスソングス」のころのメンバーがベストかなと思っています。この「危機」は、1973年発表の3枚組のライブアルバムからの曲です。
そもそも3枚組のライブアルバムというのも凄いことで、エマーソン・レイク&パーマーもこの頃に3枚組の「レディス&ジェントルマン」というアルバムを出してます。プログレバンドがライブの出来を競っていたのですね。プログレ全盛期の時代といってもいいかもしれません。この曲はスタジオ録音よりもライブの方がリック・ウェイクマンのキーボードのキレがいいので、こちらをかけてみたいと思います。18分を超える大作です。
ボーカルはジョン・アンダーソンが少し目立つ感じがしますが、このハイトーンの声は少し好き嫌いが分かれるかもしれません。スティーブ・ハウのギターとリック・ウェイクマンのキーボードとビル・ブラッフォードのドラムが良いですね。よくこれだけの演奏テクニックのあるメンバーが集まって、奇想天外なアイデアが溢れたアルバムを作って、しかも卓越したスキルのライブ盤を残したものだと思います。
かなり個性の強いプログレであるにもかかわらず、このライブアルバムはアメリカ、イギリスでもアルバムチャートの上位に食い込んだヒット作です。
イエスは1980年代になった「ロンリーハート」というかなりヒットした曲を出したりしていて、商業的には結構上手くいったバンドだと思っています。
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